
世の中に「弱者男性」という言葉が浸透してきており、良くも悪くも話題を呼んでいます。
しかし同じ弱者であり、確かに存在するはずの「弱者女性」が話題にならないのはなぜなのでしょうか?
当記事では、弱者女性が弱者男性より話題にならない3つの理由について紹介します。
弱者女性が弱者男性より話題にならない3つの理由
弱者女性が話題にならない理由は、大きく分けて3つ存在します。
同情してもらいやすい
弱者女性が話題にならない理由の1つは、男性と比較したときに同情してもらいやすいからです。
例えば「無職の50代男性」と「無職の50代女性」を比較したとき、どちらがかわいそうで、どちらを助けてあげたいと思いますか?
恐らく後者の50代女性を選んだのではないでしょうか。
実際、これは明確なデータが残っていて「無職の50代女性」と「無職の50代男性」を比較したとき、どちらがかわいそうに感じるかアンケートを取ったところ、女性側に同情の声が集まりました。
女性に対する同情の声の数は、男性の5倍以上だったそうです。
これは女性を支援するNPO法人や社会福祉制度、相談窓口の数からも分かるでしょう。
弱者女性を支援する動きは多いですが、弱者男性を支援するような動きはほとんど見られません。
この「女性は守られるべき存在」という社会的認識により、弱者女性の問題は個人の責任に帰属されにくく、結果として社会的な支援を受けやすい環境が形成されています。
弱者男性よりも需要がある
弱者男性と弱者女性を比較したとき、需要があるのは確実に女性です。
これは結婚相談所を見れば明らかでしょう。
女性は低収入や無職でも入会できますが、男性は年収300万円など一定の入会条件が設けられ、婚活のスタートラインにすら立たせてもらえません。
また、女性は”ある程度の弱者要素”があった方がモテます。
理由はとてもシンプルで、男性は容姿が優れていてライバルが多そうな女性は避ける傾向にあるからです。
要するに、少しくらい弱者要素を持っていても「あの女性なら自分でもいけるかも?」と思ってくれやすいということですね。
しかし、性別を入れ替えるとこの考え方は成立しません。
弱者要素がある男性よりも、弱者要素のない男性がモテます。
最底辺の弱者は可視化されない
残念ながら最底辺の弱者女性は可視化されません。
可視化されないということは、そこに居ないのと同じ扱いなので、当然話題に上がることはありません。
女性の魅力は”容姿に依存”することが多く、男性から異性として見られるには「ある程度の女性らしい容姿」が必要とされます。
至極当然のことだと思われるかもしれませんが、世の中には性別の区別がつかないような女性だって存在するんです。
ボーイッシュとかクール系とか、そういう意味でなく女性として見られる要素がない女性です。
具体例を挙げにくいのですが、Googleとかで「男性に見える女性」と検索して、それをさらに酷くした感じだと思ってください。
男性は容姿がダメでも仕事が上手くいったり、金銭面で余裕が生まれたりすればパートナーを見つけることは可能です。
しかし、女性は仕事でキャリアアップを狙うことが難しい。
性産業でお金を稼いで一発逆転しようにも、”必要最低限の容姿”が必要になるため、最底辺の弱者は詰む可能性が高いです。
本当の弱者は弱者女性側が悲惨
一般的な弱者男性と弱者女性を比較したとき、悲惨なのは男性側だと思います。
しかし、最底辺を見たときに一番悲惨なのは弱者女性と言えるのではないでしょうか。
参考として「はてな匿名ダイアリー」に寄せられた弱者女性の投稿を見てみてください↓