弱者男性がVtuberに熱中する理由|ホロライブが人気なのはなぜ?

弱者男性がVtuberに熱中する理由|ホロライブが人気なのはなぜ?

Vtuberは弱者男性ウケするコンテンツとして有名ですが、なぜここまで熱中するのか気になった方は多いのではないでしょうか。

当記事では、弱者男性がVtuberに熱中する理由について紹介します。

その中でもホロライブが人気を集めている理由についても紹介するので、気になる方はぜひご覧ください。

弱者男性がVtuberに熱中する理由

vtuber

弱者男性がVtuberに熱中する理由は、主に3つあります。

弱者男性ウケする行動が守られている

弱者男性にVtuberが人気が出たのは、弱者男性ウケする行動が守られているからです。

Vtuberはサブカル系コンテンツの延長であり、黎明期からオタク系の視聴者が多い傾向にありました。

そのため、彼氏の存在を匂わせないのは当然として、弱者を省くような「理想の相手は高収入な人で〜」といった言動も原則NGです。

最近は結婚を明かしていたり、子供がいたりすることを明かしているVtuberもいますが、基本的に弱者男性ウケする行動が守られています。

女性Vtuberの雑談枠で出てくる「身長とか関係ない」「大事なのは中身」といった甘い言葉も、弱者男性ユーザーを意識したものと言えるでしょう。

特に、ホロライブやにじさんじといった大手Vtuberはこの傾向が強いです。

手が届きそうな女性と錯覚しやすい

弱者男性にVtuberが人気が出た理由としては、手が届きそうな女性と錯覚しやすいという点も大きいでしょう。

テレビで見るようなアイドルは容姿端麗で、現実的には手が届かない”強者女性”と呼べる存在でした。

しかし、Vtuberは容姿端麗なキャラクターを被って活動するため、それだけで「容姿があまり良くない女性」「あまり若くない女性」といったイメージを持ちやすくなります。

「いやいや、そんな女性にガチ恋するわけないじゃん」と思うかもしれませんが、男性から見るとある程度の弱者要素がある女性の方が確実にモテます。

例えば美人な女性、普通の女性、ちょいブスな女性がいたとしましょう。

この場合、男性本人のスペックにもよりますが、男性がアプローチしやすいのは「ちょいブスな女性」です。

要するに、ちょいブスの方が「自分でもなんとなく手が届きそう感」があり、Vtuberにも同じことが言えるということですね。

よくVtuberが用いるエピソードとして、

・コミュ障で友達がいなかった
・引きこもりの不登校だった
・学校や社内でいじめられていた

といったものが挙げられますが、顔を写さないVtuberだからこそ弱者としての説得力が生まれ、弱者男性から魅力的に映るんです。

弱者男性向けのふるまいが常識になった

大手Vtuberが弱者男性を意識したふるまいで成功したことで、Vtuber界全体が弱者男性を意識したムーブを取ることが常識になりました。

実際、Vtuberが弱者男性を煽るような発言をすることはほとんどありません。

Vtuberが弱者男性にとって優しく、居心地の良い配信をしてくれるため、現在に至るような人気が出たといっても過言ではないでしょう。

また、こういった常識が形成されることで、弱者男性への配慮が欠けた発言をするとSNS上で炎上することが多くなっている点も拍車をかけています。

ホロライブ5期生の清掃員事件、一条莉々華さんのストグラ参加発言(男性と関わる)などは記憶に新しいですね。

炎上を経て弱者男性からの反感をもらいやすい内容が広がり、さらに弱者男性に配慮する流れが加速していくので、より多くの弱者男性から注目を集めやすい環境が出来上がります。

ホロライブが弱者男性に人気の理由

数あるVtuberグループの中でも、ホロライブは断トツで弱者男性から人気を集めています。

これは、前述した「弱者男性ウケする行動」を守っているライバーが多いことが挙げられるでしょう。

極力男性と関わらずコラボしない、彼氏の存在を匂わせない、男性に興味を示さないなど徹底されています。

同じホロライブ所属の男性Vtuberグループ「ホロスターズ」とすらコラボさせていないので、かなりの徹底ぶりですね。

所属ライバーに男の影が出た瞬間SNSで炎上するあたり、多くのガチ恋勢を抱えていることでしょう。

そもそも、Vtuber黎明期はキャラクター設定や世界観を忠実に守り、演者の存在を感じさせない動画コンテンツを提供していました。

ホロライブですら最初期はある程度設定を守り、男性とコラボすることがあったくらいです。

しかし、女性Vtuberが弱者男性に刺さるコンテンツであったことが分かった途端、演者の存在感を出しつつ、弱者男性を意識したムーブに切り替えています。

女子高生設定のVtuberが「小学生のころにポケモンのエメラルドやってました」という矛盾する発言があっても、面白コンテンツとして昇華されているのが良い例です。