弱者男性に当てはまる要素の1つに年収があります。
事実、ネット上で「年収○○万とか弱者男性じゃんw」みたいな声を耳にしますが、どれくらいの額なら弱者男性に該当するのか気になりますよね。
そこで当記事では、弱者男性に該当する年齢について紹介していきます。
また、弱者男性はなぜ年収が低くなるのかも考察しましたので、興味がある方はぜひご覧ください。
弱者男性に該当する年収は?
結論から言うと、年収○○万から弱者男性という明確な基準があるわけではありません。
弱者男性という言葉自体が最近出てきた造語なので、ここらへんの基準は曖昧です。
ですが、ネットでは弱者男性に該当する年収の考え方が大きく分けて2つあるため、それぞれの考え方について紹介していきます。
平均年収以下が弱者男性?
1つ目は平均年収未満を弱者男性とする考え方です。
以下は求人情報サイト「doda」の公開する各年代の平均年収ですので、まずは確認してみてください。
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 377万円 |
30代 | 494万円 |
40代 | 585万円 |
50代 | 674万円 |
ネット上の論調でも平均年齢を基準としていることが多く、シンプルに弱者男性の基準を定めることができるでしょう。
年収300万未満が弱者男性?
2つ目は年収300万未満が弱者男性とする考え方ですね。
私はどちらかというとこちらの考え方で、ネット上の投稿でも年収300万円未満の男性を弱者男性とする人が多いイメージです。
ただ、根拠はこれだけではありません。
結婚相手を見つける場所の1つに結婚相談所がありますが、結婚相談所は年収300万を下回る男性は登録できないことが多いです。
要するに、年収300万ない人は結婚のスタートラインにすら立っていないということですね。
トイアンナさんの書籍『弱者男性1500万人時代』においても、「私が登録した結婚相談所は年収300万を下回る男性がいなかった」と記載があるため、ここをボーダーラインとするのが良いのではないでしょうか。
弱者男性はなぜ年収が低くなるのか?
年収が低いから弱者男性なのか、弱者男性だから年収が低いのか?
これは定かではありませんが、弱者男性が年収が低い傾向にある理由はいくつか考えられます。
両親の年収が低い
弱者男性の年収が低い理由として挙げられるのは、両親の年収が低いということです。
残酷な現実ではありますが、両親の年収が高い人は子供の年収も高く、年収が低い両親から生まれた子供も年収が低くなる傾向にあります。
これは実際にデータとして残っていて、お茶の水女子大学の論文『保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究』には…
「世帯収入が高いほど子供の学力が高くなり、子供の年収も比例して上がっていく」という結果が記されています。
このような現象は「世代間移転」とも呼ばれますが、良くも悪くも両親の能力が子供に大きな影響を与えていることは間違いありません。
冷静に考えれば、高収入なら育児にお金をかけられる訳ですから、教育レベルが高くなり良い大学を出て良い就職先にたどり着くのは必然と言えます。
これは逆も然りでしょう。
収入が低いと教育レベルが低くなり、将来の年収に響いてきます。
努力ができない
弱者男性の年収が低い2つ目の理由は、努力ができないという点ですね。
「努力できないのは本人が悪い」と思われるかもしれませんが、残酷なことに努力できるかどうかは両親からの遺伝で決まることが研究結果で分かっています。
ネット上で耳にする「努力を続けられるのも才能!」という言葉は本当だったわけですね。
実際、ミシガン州立大学とテキサス大学の共同実験によって、努力できるかは生まれながらにして決まってしまうことが判明しました。
以下はソースです。
参考文献:The genetics of music accomplishment: evidence for gene-environment correlation and interaction
また、弱者男性自身の自己肯定感が低く、「努力しても報われない」と考えてしまいやすいことも挙げられるでしょう。
そもそも、弱者男性は自身のことを”弱者男性”と認識していることが多く、今の状況を打開しようと思っていないこと珍しくありません。
結果として努力することをせず、現在の状況から抜け出せないままになってしまいます。
弱者男性が年収を上げる方法
弱者男性が年収を上げるなら、王道ではありますが転職がおすすめです。
「学歴が高くないし他で雇ってもらえない」と思ってしまうかもしれませんが、現状どこの業界も人手を欲しており、転職を成功させらえる可能性は高いです。
ただ、考えなしに行動して転職が上手くいくほど甘くはありません。
非正規や派遣などの仕事に就いている場合、スキルやキャリア不足で転職が難しくなるケースがあります。
こういうときは、転職したい業界や求められるスキルを明確化し、「雇用・労働求職者支援制度」を利用しましょう。
実際、私はこの制度を利用して転職を行った経験があり、前職から年収が13%くらいアップしました。
絶対に上手くいくという保証はありませんが、転職は弱者男性が”弱者”から脱却する数少ない手段の1つだと思います。